虫歯が進行すると根の中に細菌が侵入し、痛みや腫れることがあります。
そのような歯を抜かないために歯の内部を清掃消毒し、密閉します。
この治療を歯内療法といいます。歯の根は複雑な形態をしていて
細く湾曲し、肉眼では見えません。
そのため歯内療法の成功率は約90%でやり直しの成功率は60-80%まで下がります。
しかし術者の技術や治療方法で成功率が変わってきます。
当院で行っている歯内療法
①ゴムのシート(ラバダム)等を使い根の中が汚染を防ぎ治療をします。
(歯によってラバダムが使えない場合があります。)
②以前の根の掃除は時間がかかりました。しかし、根の形に添う器具を
使用し特殊なモーターを使用することで治療時間を短縮できるように
なりました。当院では、最新の機械と器具を使用しています。
③根の形が複雑な場合や根の途中に穴が開いている場合は
5倍から30倍の顕微鏡を使用し、根の治療を行います。
根の治療を悪い部分だけを除去したり、穴を修復する場合
外科的な治療も行います。
診断に必要な場合は、CT(断層撮影)を撮影してから治療します。
CTで撮影は近隣の提携病院に紹介させて頂きます。(医療保険適応)
複雑な形をした根や病巣の状態をCTで確認します。
高林正行先生「外科的根管治療導入マニュアル」より