歯並びを悪くしないために大事なこと
歯並びが悪くなる理由
中国の古い風習に纏足(てんそく)があります。
子供の時から小さい靴をずっと履かせてままにすると骨が変形して、大きくならず足が小さくなるのです。
小さな靴で足の骨が曲がっています。歯並びが悪いのもアゴの骨が成長しないからです。
歯を外からおおっているのがほっぺたと唇になります。これが、硬くて動かないと歯ががたがたになる可能性が高くなります。
ほっぺたや唇をストレッチで柔らかくする。ほっぺたに物を入れて奥歯で噛むことも重要です。
さるや、リスにはチークポーチという場所があり、頬が軟らかくなっています。
いつも口が開いている場合は、がたがたにならず歯が前に出てきます。
ドイツではほっぺたや唇、舌のバランスをとる矯正装置が使用されています。
歯並びを良くするトレーニング
歯の大きさを変えることは出来ませんが、アゴの大きさは、成長期なら発育を促進できると考えます。
前回書いた纏足からも骨のコントロールは意図的にできると考えます。逆纏足と考えると、靴になる唇やほっぺたを柔らかくすることが大事です。ほっぺた唇のストレッチ。大事なのは、強くするのではなく、柔らかくしなやかにすることです。動かさないと、筋肉は硬くなります。
ストレッチはリップワイダーや歯ブラシを使い、口の中から行います。リップワイダーはつけたまま、1日30分。
歯ブラシでのストレッチはブラシの背で内側から外へ拡げるようにストレッチします。左右10回です。
食べる時もほっぺたに 食べ物を入れるようにします。
それから奥で噛みます。口開いてたべているのは、だめです。
唇が閉じられ奥歯でしっかりかみ、飲み込むこととができればOK です。普段、口がポーッと開いていたり、硬い物が食べられない、食事の時、水がたくさん必要なのも問題です。
舌は上あごのくっついて上あごを広げます
舌の位置、意識していますか。
舌の位置は、舌の先が上あごのスポットについています。
そして、舌全体が上あごに ぴったりついているのが正しい位置です。これが出来ていると、口を開けていても鼻でスムーズに呼吸できます。この位置に舌があると上のあごが刺激され、あごが大きくなる可能性が高くなります。この位置の確認と上あごにずっとつけていられるかが重要です。舌先がスポットについていても全体が着いていないと、刺激がいきません。舌の筋力がないと、舌が下がって来ます。
舌打ちや、舌を上げての鼻呼吸のトレーニングをします。
当院では、矯正治療と並行してトレーニングをします。