竹内孝仁「胃ろうよさよなら-明日はおすしを食べに行こう」(2012.7.4)

介護の現場で離床、おむつゼロに取り組んですばらしい仕事を

されている国際医療福祉大学教授 竹内孝仁先生の本です。

 竹内先生は 要介護者への食事へのこだわりを書いています。

介護施設に入ると、食事が常食(普通の食事)か きざみ食、

ミキサー食に分けられます。普通のおかずを粉々にしてゼラチ

ンなどでどろどろにしたものです。体が弱ったり、歯が悪くな

ると常食が食べられなくなります。きざみ食やミキサー食の味は、

おそろしくまずいそうです。試食会で、職員があまりのまずさに

吐いてしまったそうです。お年寄りの楽しみの食事が このよう

な物しか食べられない。歯医者で定期的に手入れして、現状を

確認していれば、このようなことは、起こりません。

 人生80年以上、最後の晩餐を味わうためにも、歯を大事に

しましょう