「痴呆老人」は何をみているのかを読んで(2012.1.27)
大井弦「痴呆老人」は何をみているか(新調新書)に
老人の飲み込む機能の低下(誤飲)の事が書いてあり
ました。
人の生存はその最後において「生かされる」という
側面がもっとも明らかになります。噛んで飲み込む
機能が低下すると、うまく飲み込めなくなり食物が肺に
入り肺炎を起こします。しかし、工夫して食物の質と
一回の与える量や時間に注意すれば、長時間誤飲を
起こさずにすみます。しかし、一回の食事に2-3時間
かかることも有るそうです。施設では、一人に1時間以
上かけて食事をさせる事は不可能です。
よって誤飲を起こし、肺炎で死にいたることも多いそ
うです。歯が有る事で、自分で食べることができ筋肉の
衰えも防げ飲み込む機能も維持できます。
人生の最後まで自分でおいしく食べられるよう歯を
大事にしたいものです。