カンブリア宮殿よい歯医者の見分け方(2012.2.10)

テレビ大阪で「良い歯医者の見分け方 80万人が通う驚きの

歯医者 早い痛くない最新治療」を見ました。

 帝国ホテルなみの接遇、最新の治療機械、全国展開の

歯科医院松村歯科が紹介されていました。

 松村先生はアメリカのように大きな組織での歯科医療への

取り組みをされています。どうしても大量消費、大量供給の

アメリカ的な匂いがします。経営面ではいいかもしれませんが、

病気を少なくするというコンセプトは育ちにくいと思います。 

 即日で終わる治療(その日に詰め物が出来るCADCAM)

痛くない治療(レーザー)が紹介されていました。

 どちらも科学の発展が歯科に、応用されたものですばらしいと

思います。治療方法は、その人が選択すればいいと思います。

しかし、歯が悪くなった原因を考えなければまた

悪くなる可能性があり、結局は歯を失うことになります。

ほとんどの場合、原因をゼロにすることはできません。 

定期検診と定期チェックが必要です。

 私は、歯をできるだけ長く持たせるスウェーデンの歯科医療を

目指しています。スウェーデンでは、医療費を出来るだけ少なく

するための対策を行っています。例えば18才まで医療費は無料です。

 治療のためではなく、定期検診や予防処置を習慣づけることに

役立っていると思います。悪くなっている所の治療は、従来の方法で

問題ありません。現状の治療の後は、予防の知識を知り、実践する

ことで歯科治療を逃れることができます。歯が悪くなる前兆は、専門家

にはわかります。それをキャッチして、対処する。

 それを続けていくことです。それは、自己流ではダメで、専門家のもと

でこそできることです。歯が大切にしたいなら、予防の知識をもち

実践しましょう。