ドラゴン・タトゥーの女(2012.2.12)

デビッド・フィンチャー監督の「ドラゴン・タトゥーの女」を

観ました。新聞記者ミカエル(007で主演ダニエル・クレイグ)

が40年前に起きたスウェーデンの財閥一族の少女失踪の秘密を探る

物語です。ドラゴン・タトゥーの女リスベット(ルーニー・マーラ)

は真相究明の助手役です。リスベットは顔にピアス、背中に龍の入れ墨、

服装は黒ずくめパンク、後見人が必要な精神異常者という設定です。

しかし、リスベットの情報収集力が超人的、それとすごいバイクテクニック

何者という感じでカッコイイです。

フィンチャーの前作ではIT革命児フェイスブックのザッカーバーグが

主人公でしたがリスベットは、他人のコンピューターへの侵入の名人、

悪党にITを駆使して追いつめていきます。

 40年前失踪した少女の謎が、明らかになります。実はリスベットも同じよ

うな境遇にあったことがわかります。40年前とIT社会の今、虐げられた

女性はどのようにその境遇に戦ったか、現代のウェブ社会での可能性を

フィンチャーは提示しています。ラストはかわいそうですが この事件で

成長したリスベットは、きっと素敵な友達ができると信じています。