バレンタインチョコと歯周病(2012.2.15)

甘い物(砂糖)は、歯垢を作る骨組み、薬や消毒薬から

身を守る衣、歯垢の中の細菌が生存するエネルギー源です。

歯周病菌の衣食住になる優れものが、砂糖です。

砂糖が常時、入ってくる口は歯周病菌にとってのパラダイス、

仲間がドンドン増えていきます。歯垢が増えると当然、歯周病も

悪化します。

 虫歯に関しては1年に15kg以上、砂糖をとると虫歯が激増する

という報告があります。例えばスニッカーズというチョコは、

レギュラーサイズに30g砂糖が含まれています。毎日1本食べて

いれば1年で11kg。普通のコカコーラは1缶に40g、毎日1本

飲んでいれば1年で15kgなります。(缶コーヒーは15g)

知らないうちに、砂糖をとっています。

虫歯や歯周病を防ぐ為に甘みの制限も大事ですが、甘い物はおい

しくて魅力的です。バレンタインデーが根付いた理由もわかります。

虫歯にはフッ素、歯周病には歯ブラシを利用した予防法を身に

つければ、安心してチョコを楽しむことができます。