口腔リハビリテーション(2012.7.14)

加藤武彦先生「食べられる口づくり口腔ケアと義歯」

という本にDVDがついています。

 脳梗塞で寝たきりになった人が、口で食べられるよ

うになる試みが、記録されています。歯を失った後の

リハビリテーションの重要性への意識は、歯科ではま

だ低く、歯がない所に入れ歯を入れて噛めなければあ

きらめるということが多いように思われます。

 リハビリテーションとは、人間の尊厳の回復するこ

とです。自分で食べられて自分で歩ける自立を目指し

ています。人の体は使わないと廃用萎縮がおこり、入

れ歯のような装具をいれてもなかなか使用出来ません。

筋肉の使い方、唾液を出やすくするなマッサージなど

が必要です。このDVDでは口腔リハビリテーションに

は、医師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士がかか

わり、一人の患者さんの尊厳を取り戻そうという強い意

識が感じられます。超高齢化社会、自分の体を自分で面

倒が見られない人が増えてきます。自分で自立したいと

気持ちに答えられる医療の必要性を強く感じました。