ストレスによる歯ぎしりとお香(2012.816)

595年に淡路島に漂着した香木が聖徳太子に献上さ

れたことが日本のお香の始まりと伝えられています。

 平安時代には貴族が香りを楽しみ、室町時代になる

と香道という香りを鑑賞する作法が出来ました。

 塩田清二著「香りはなぜ脳にきくのか」にお香のリ

ラクゼーション効果の研究があります。

 お香をかいだ後、唾液の成分分析の結果、ストレス

ホルモンの低下と抗酸化物質の増加が見られました。

 その結果、病気予防やアンチエージングにお香が

応用出来る可能性が高いと書いています。

 死と隣り合わせの室町時代の武士の世界は、ストレ

スの多い日々だったと思います。お香はそのストレス

を和らげる働きをしていたのかもしれません。

 ストレスからくる歯ぎしりや食いしばりにも、効果があ

ると思います。