口臭の香りの香水(2012.8.25)
パトリック・ジュースキントの「香水」という小説があります。
18世紀のパリ。生まれながらに図抜けた嗅覚をもつグルヌイユ。
彼は、香水調合師としてパリ中を陶然とさせます。香水を作る
技術を駆使して、様々な匂いの香水を作り、自分に振りかけ実
験をします。「ちょっぴりミルクの匂いに、すがすがしい若木の
匂いを混ぜたものを振りかけて、市場へ出かけると、市場の女
達が母性本能をくすぐられ、ポケットにクルミや梨を押し込ん
でくれる。強欲な女で有名な肉屋の女房は売れ残りで少々匂い
始めた肉をタダでくれる。どうしても1人でいたい時は、匂い
始めた肉を使って手入れの悪い口から発する匂いの香水を振り
かける。これは効果てきめんで どんな人でもプイと顔を背け
て出て行く。これを小屋の敷居にたらしておくだけで、人も獣
も近寄らない。」あくまでも小説ですが、匂いは呼吸をする人に
とって拒否できないものです。口臭を含めた体臭が、人間関係
に関係することがあります。歯や歯ぐきの汚れや病気が原因で
口臭がおきます。口臭予防の検診をオススメします。