震災復興のバイオリンドクター中澤宗幸さん(2012.9.13)

NHKのおはよう日本で東日本大震災のがれきから奇跡

の一本松をペイントしたバイオリンを作った、バイオリン・

ドクター中澤宗幸さんを紹介していました。

 東日本大震災から1年半、まだまだ苦しんでいる人がた

くさんいて、復興も進まぬ状態です。行き場のないがれき

から人々の、気持ちを和らげ、音楽で希望を伝えるため

中澤さんは普通、使用しない木材でバイオリンを作った

そうです。中澤さんのお父さんは宗幸さんが8才の時、保

証人になって全財産を失い、一家心中まで考えたそうで

す。しかし、自分でバイオリンを作ってどん底の生活でも

家族で音楽を楽しめる環境を作り、家族の絆を支えに生

活をたてなおしたそうです。

「どんな環境にあっても、音楽を心にもっていなさい」

「どん底は運が上がっていく転機なのだから幸いと思い

なさい」お父さんの言葉が大震災の復興のバイオリンを

作らせたのだと思います。

 番組では妻のバイオリニスト中澤きみ子さんが、荘厳

で美しい音色を聴かせてくれました。

 震災復興の祈りを込めて1000人の方が、演奏してい

くそうです。機会があれば、ぜひ聴きたいと思います。