スウェーデン・イエテボリ大学ベンストレム教授講演会(2013.3.11)

熊本でベンストレム教授1日講演会に参加しました。

医学の世界ではEBM(evidence based practice)-根拠に

基づく医療が一般的です。

スウェーデンの歯周病治療はEBP(evidence based practice)

に基づいています。EBPは①医学的根拠②患者さんの希望と費用対

効果③歯科医療スタッフの技術の3つを総合して治療をすすめて行く

ことです。その中で患者さんの尊厳を重視して治療が行われて行きま

す。医学的根拠には、様々なレベルがありますが歯周病治療で強く

推奨されること「絶対やるべし」は、口の中の歯周病菌を自分で減らす

技術を歯科スタッフが患者さんに教えることです。

歯周ポケットの中は、歯医者で掃除しても日常の掃除ができていない

と1月後には、汚い状態に戻ってしまいます。

 歯周病治療で私たちがやらなければいけないこと、やれば一番

明確に効果があがることは、患者さんへの歯ブラシの指導なのです。

 歯ブラシ指導を受けに歯医者に来て下さい。

歯ブラシの指導、チェックを伴わない、歯周病の治療は意味がありません。

ベンストレム先生の話を聞いてそのことを、改めて確認できました。