姜 尚中(カン・サンジュン)「心」(2013.4.19)
茶屋町のジュンク堂で 姜 尚中(カン・サンジュン)さんの「心」の
サイン本を購入しました。姜さんは熊本生まれの在日韓国人で
政治学者。早稲田卒業の後、元東大の教授として、テレビや執
筆に活躍されています。複雑な生い立ちから、人生、人間関係を
深く考えさせられる良書「悩む力」を著し、多くの方に読まれています。
「心」は、夏目漱石のこころをもとにして、若い青年と姜先生との
メールのやりとりが中心になっています。青年の友達が急逝した
こと、その友達と共に好意を寄せていた女性との思い、人生に
おける死の意味など解決できない人生の問題を、いろいろ
教えてくれ考えさせられる本です。
姜さんも実生活で息子さんをなくされ、この本での青年へのあたた
かいまなざしと愛情が、伝わって来ます。
物語では青年との出会いが、姜さんの本のサイン会でした。
その意味でもサイン本は、貴重です。
NHK Eテレの、「100分で名著」で姜さんが「こころ」の解説
をしています、これを見たら、この本もっと楽しめます。