歯周病は治るか?(2014.4.12)
歯周病は、歯と歯ぐきの境目に、細菌の集合体(歯垢)が定着して起こります。
歯垢が、歯ぐきに炎症を起こしその炎症が歯の根っこに沿って体の中に進行しきます。そして、歯を支えている組織がなくなり、歯がぐらぐらになり歯がなくなります。歯垢を構成する細菌のメンバーが、問題です。歯垢が3日以上、定着していると、悪玉菌が増え、炎症が起こり、歯ぐきが赤くなり血が出やすくなります。結果として歯の周りの溝(歯周ポケット)が深くなります。
歯周病が治るとは、この炎症がなくなることです。歯ぐきの検査をして、歯周ポケットが4mm以内で検査時に出血しない(BOPマイナス)ことを、治ったといいます。
歯を一生持たしたければ、悪玉菌をコントロールする歯周病ケアが一生必要になります。
自分での丁寧な歯ブラシと歯科医院での悪玉菌駆除クリーニング(3-4ヶ月毎)を続けることです。これを習慣にできれば、歯周病が治った状態を維持できます。