歯周病の人は心臓病になる危険度が2倍になる!(2014.4.14)

首の超音波検査で、頸動脈壁の厚みやプラーク形成(血管の壁内にコレステロールの塊がたまること)を見つけることができます。ここはプラークができやすい所で、ここが破れるか、プラークの一部に穴が開く「潰瘍」ができると、血栓ができ、剥離して飛ぶと心筋梗塞や脳梗塞になります。歯周病菌が放置されると、血管に入り、血管を傷つけ動脈硬化を起こし、プラークを作り血管を細くします。これが、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。ひどくなるとこの首のプラークを手術でとらなければなりません。これは、糖尿・高血圧・高コレステロール・喫煙の人によく起こります。アメリカの新聞広告ではPeriodontal disease kill heart(歯周病が心臓を死なせる)という文を掲載しています。歯周病患者は健常者に比べて心臓病にかかる危険度が2倍と言われています。自分の命を守るために歯周病ケアを受けましょう。

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