歯ぎしりでアゴ関節がすり減る(2014.531)

口を開けると音がする。それも「みしみし」という音がする場合、あごの関節の軟骨がすり減っています。これは顎関節症の退行性病変といいます。症状としては、アゴの違和感や口があかなくなる、頭痛や肩こりなどです。原因は歯ぎしりです。歯ぎしりは、歯が削れるだけでなく、耳の前にあるあごの関節にまでダメージを与えます。人間の体は日々生まれ変わっています。筋肉は3週間、骨は10年、それに比較して関節の軟骨50年かかります。軟骨は一度減ると元に戻りません、ですから退行性病変といいます。関節の軟骨を減らさないためには、昼間の食いしばりを意識してやめること、夜はマウスピースをして寝ることです。

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