院内勉強会「歯周病が寝たきりの原因になる」(2014.6.2)

5月31日土曜日午後、院内スタッフで歯周病が全身に及ぼす影響について勉強会をしました。

スウェーデンでは歯周医学と言われ2000年ごろから注目されています。寝たきりになる原因で約4割を占めるのは脳梗塞です。歯周病菌が歯周ポケットから血管に入り、血管の中に固まりを作ります。これが脳の血管を詰まらせ、体が麻痺し動けなくなります。また、歯周病は歯の周りの炎症でそこからTNAα(腫瘍因子)という物質がでます。これは、糖尿病を悪化させることがわかっています。糖尿病は体の血管を傷つけ、失明、四肢切断、腎臓障害などを引き起こします。歯周病菌が直接血管に入る、歯周病が糖尿病を悪化させる。この2つが脳梗塞を引き起こします。歯に症状を感じなくとも、歯医者で定期的に歯周病のケアをしてもらうことが、健康な人生には必要になります。

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