虫歯予防は生活習慣病予防の第一歩(2014.8.20)

 子供の虫歯は減少していますが、虫歯の多い子もいます。そういう子に共通していることは、砂糖の入った食べ物や飲み物をよく口にしていることです。世界的基準の虫歯予防法は、第一がフッ素の利用、第二が甘み制限です。日本は身近な所に甘い物が、あふれています。小さい頃から(特に3才までに)、甘い物に舌が慣れてしまうと多くの砂糖が入った食べ物をおいしいと思い、常食してしまいます。これが糖尿病などの要因となり、その結果、子供でも糖尿病になります。治して治しても虫歯ができる場合は、食べ物や飲み物の砂糖量とそれをとる回数をチェックして下さい。砂糖依存症という怖い病気もありますので注意です。歯の表面が白くなったり、歯の内測や下の前歯に虫歯ができる場合は、砂糖のとりすぎです。 江部康二先生の食品別糖質量ハンドブックは甘み制限のお助け本です。これでどれぐらいの砂糖が含まれているかチェックして下さい。3gのペットシュガー何本分かで考えるとびっくりします。例えばフルーツタルト一個62g、ペットシュガー20本以上、病気になります。生活習慣病で亡くならない為に、糖分をどれぐらいとっているかのチェックが必要です。

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