顎関節症を悪化させない治療のルール「診断と生活改善」(2014.9.2)

  あごの調子が悪いという患者さんが、増えています。「口を開けると音がする」「耳の前が痛い」「口が2cmぐらいしか開かない」などの訴えがあります。①顎関節部の痛み(耳の前あたり)②口を開けると音がする③口が開かない。(正常では5cmぐらい)①②③の症状がある場合、顎関節症と診断されます。日本顎関節症学会では、原因治療の為の確定診断は、MRIで行います。関節の構造異常は、レントゲンでは見ることが出来ません。MRIをとらずに、治療を行うことは診断なしで治療をすることで治療の成功率を少なくします。日常習慣であごに負担がかかることが顎関節症悪化の原因になります。歯ぎしりや無意識のくいしばり、長い時間コンピューターを見ている仕事、悪い姿勢いろんなストレスなどです。「ほっておいても大部分の顎関節症は症状がなくなるが、2割ぐらいは、悪化する。」という調査があります。まず、あごがどういう状態か検査してそれ以上、悪くならないように日常生活を変えていくことが必要です。当院では、MRIと噛み合わせ検査を組み合わせ、顎関節症を悪化させない生活を指導サポートしています。あごや噛み合わせが気になる方は 一度、ご相談下さい。

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