きらきらした秋の歌 与謝野晶子(2014.9.29)

 明治から昭和にかけて活躍した堺出身の歌人、与謝野晶子の歌を紹介します。

「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の丘に」秋に銀杏の葉っぱが落ちてきて、夕日と重なり金色の鳥が舞っているように見えるという歌です。晶子は、11人の子供を育て、多忙を極めていました。その忙しさの中でも自然の中に美しさを見つけられる素晴らしい感性の持ち主だったのだなと思います。生涯に作った歌は5万首と言われています。63才でなくなっていますので単純計算でも1日2首以上作っているのです。(すごい!)秋から冬になる季節、生活に変化が無くても、自然や心は変化していきます、その変化を楽しめる心のゆとりを大切にしたいと思います。

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