安岡 定子「親子で楽しむ こども論語塾」(2014.10.14)

 論語は中国の学者、孔子の教えを記録したもので、この本は子供でも読めるようにできています。これが書かれたのは約2500年前で、日本では弥生時代、 この時代に、人の生き方や政治のあり方をひろく説いていたということが、感動的で、今の時代にも通用する言葉がたくさんあります。

 「人にして遠きおもんばかり無ければ、必ず近き憂いあり」 (もし、遠くまで見通す、深い考えのできない人があったら、必ず身近なことで困ったことが起こってしまうにちがいない。)

 とりあえず今だけよければいいと思っていると、後になって大変なことになりますよと孔子は言っています。 健康に結びつければ症状の無い時に検診や気をつけていないと、大きな病気になりますということです。世の中は、凄い変化をしていますが人間は変わっていませんね。「性、相近し。習い、相遠し」(人はうまれつきはほとんど変わらない、その後の習慣や学習の違いでその差が大きくなるのです。)自分の未来を考え、よい習慣を続けることが大事だと改めて感じます。

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