阪神淡路大震災から20年、取り残された時計(2015.1.17)

 阪神大震災から今日で20年。NHKで震災後、今もプレハブで営業している美容室が紹介されていました。その入り口には5時46分で止まった時計が、おいてあります。自分達は嫌なことは忘れたいと思います。しかし、たくさんの方々が亡くなった震災、その時どんな風でどの様に対応したら被害が少なくなったのかを次の世代に伝えていくことも大事かと思います。戦争が終わって70年、戦争を実体験した人も少なくなっています。戦争の悲惨さも、美容室の時計のように生き続けるべきだと、思います。フィンチャーの映画「ベンジャミンバトン」で時計職人が戦争でなくなった自分の息子を取り返したいと思い逆回りする時計を作り、市庁舎に飾るシーンがありました。過去を変える事はできませんが、未来を変えることはできます。たくさんの亡くなられた方に報いる為にも、同じ過ちを繰り返さないよう伝えていくことが大切だと思います。震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の方々へお悔やみを申し上げます。

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