歯周病ケアは歯周ポケット内の毒素の増加を抑える(2015.1.27)

 歯周病菌(一部の細菌をのぞいて)が、体の中に入ることはないと言われています。歯周病菌の生息する場所は歯周ポケットです。ここで歯周病菌が増え、その毒素が、体に入っていって歯周組織にダメージを与えます。防御として体の白血球が、その毒素に反応し歯ぐきが炎症(赤く、腫れ、出血)を起こします。その期間が長くなると体の防波堤が壊れ、細菌が繁殖する場(歯周ポケット)ができます。深い歯周ポケットが残っている限り、歯を支える組織の破壊が続き、支えを失った歯は、やがて抜けてしまいます。歯周ポケットは4mm以下で出血がないことが理想です。自分での丁寧な歯ブラシと歯医者での定期的な清掃をしないと歯周ポケット内は毒素であふれ、炎症がおきます。3ヶ月に一度の歯周病ケアが有効です。

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