子供の歯ぎしりとストレスとの関係(2015.2.6)

 子供の歯ぎしりは、大人の歯に生えかわる成長の補正のためと考えられています。しかし、それが頻繁に起こる場合には、子供の生活のストレスが影響している場合があります。高頻度歯ぎしりの「生活環境」における危険因子を調べた研究があります。低学年では長時間のテレビゲームやインターネット、学童保育、夜食の習慣化 中学年では毎日の塾通い、母親のフルタイム就業 高学年では毎日の塾通いと夜食の習慣化です。それだから歯ぎしりするわけでは、ありませんが、ここから子供のライフスタイルが見えてきます。緊張した状態で夜遅くまで起きているので眠りが浅く短い、母親や家族と接する時間が少ないので自分の気持ちを聞いてもらえないなどが考えられます。ほとんどの大人がストレスを感じる現代、言葉での表現ができない子供はそのストレスを体で表現し、それが歯ぎしりに関係しているのかも知れません。頻繁に歯ぎしりがおこる場合は、ライフスタイルの見直しを親子で考える必要があるのかもしれません。

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