助産師 内田美智子先生講演「いのちをいただいて、つないでいくこと」(2015.6.1)

2800人以上の赤ちゃんを取り上げた内田美智子先生の熱い思いの講演を拝聴しました。「子供達へ 生まれてきてありがとう。母へ 私を産んでくれてありがとう。そんな親子がたくさんいるといいな。」という気持ちから、内田先生は精力的に全国で講演をされています。

妊婦の母親教室で歯科の受診を勧めるそうです。歯周病になっていると、早産になり、未熟児の確率が高くなります。虫歯があったら赤ちゃんに虫歯菌がうつります。妊娠したら歯科受診し出産にそなえることが大事です。そして、内田先生は食の問題を訴えます。若い人を含めて自分の体を作る食への意識が非常に低く危機感を持っています。命や体が大事、それよりもあなたが大事というメッセージが食に込められているかが重要です。子供が大きくなり一人暮らしになると食生活は 悲惨です。お菓子や菓子パンしか食べない。そんな子が親になっていきます。どんな食事を子供に与えているのでしょう。健康面にも問題がありますが、自分の事を大事にしてくれない情緒面が大きな問題です。内田先生は生まれてくれた子供への感謝を食で子供に伝えること。その子供が大人になり 我が子に同じ事を伝えていける世の中が、正常だと言います。便利な世の中を否定はしませんが、あなたが大事、あなたの事が好きというメッセージを伝えていける食の重要性を改めて教えて頂きました。  

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