小さな時から、かかりつけの歯医者を作ることの重要性(2015.7.9)

 2000年に埼玉県新座市で前歯を打った2才の女児が歯医者で治療中に泣いて暴れた結果、ロール状の脱脂綿が口から気管に入り、のどを詰まらせて亡くなりました。最近、その和解が終わりました。知らない歯医者で無理矢理にされる治療は、子供や親も不安になります。1才7ヶ月からの1年間は「感染の窓」といい、この期間は虫歯菌に感染しやすい時期で虫歯になりにくい口を作るための予防対策が重要と考えられています。以前は3才だった検診が1才半に行われるようになったのも虫歯を予防するねらいです。妊娠したら出産前から、子供の歯を守り育てていける知識を身につけて定期的に歯医者でチェックと予防処置をしましょう。治療よりはるかに安く楽です、子供も嫌がりません。歯が生えてきたときは、絶対虫歯はありません。虫歯になる環境がなければ、虫歯なしの人生が送れます。特に虫歯が多いお母さんは、出来るだけ早く歯の健康を守り育てるプログラムを始めましょう。

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