いびきは、体に悪い(2015.11.30)

 いびきというのは、息がノドをとおるときの振動音です。寝ると舌のつけ根が奥へ下がり、そのまわりの筋肉もゆるむため、ノドが狭くなります。すると息をするとき、ノドの周囲の粘膜などがふるえて音が出るのです。次のような症状があったらいびきを疑ってみましょう。・朝起きたとき、ノドがひどく渇いている・睡眠時間は足りているのに熟睡感がない・起床時に頭が痛かったり、重かったりする。いびきをかくと、なぜこうした症状が起こりやすいのでしょうか。それは「口呼吸+酸素不足」が原因です。取り込む空気量が少なくなり、酸素不足になりがちです。すると血液中の酸素が減るため、疲労が回復せず、熟睡感も得られず、睡眠中にからだが必死に酸素をとりこもうとするため、かえって疲れを感じることすらあります。舌の位置が問題です。舌が落ち込みにくいよう横を向いてねるか、鼻で呼吸しやすいよう口にテープを貼ることをオススメします。また、あいうべ体操などの舌のトレーニングも有効です。

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