歯と歯の間の清掃がなければ、歯周病は改善しません

歯ブラシによるブラッシングでは、プラーク除去率は6〜7割程度といわれています。残る場所は主に歯と歯の間になります。

歯周炎に効果的なセルフケアとは、「歯ブラシによるブラッシングだけでなく、フロスや歯間ブラシなどの補助的清掃用具を使用し、

歯間部のプラークを徹底的に除去すること」です。

Cepedaらの論文では、デンタルフロスを週に2回以上使用している人は、1回以下の人と比較し歯周炎有病率が有意に低かった

と報告しましています。フロスを週に1回以上フロスを使用するグループは、フロスの使用が週1回未満のグループと比較して、

17%ほど歯周炎に罹患する確率が低かったとも報告しています。

歯ブラシ+歯間ブラシがベストですが、歯間ブラシが入りにくい場合はシリコンの柔らかい歯間ブラシでも

効果があると報告されています。歯と歯の間の掃除が、すごく大事です。