歯垢の話(2)歯垢は何か
なぜ、歯垢について書くのか。
それは、歯のなくす病気の原因だからです。
私は歯医者を仕事にしていますので歯がなくなれば仕事がなくなります。
自分の歯をなくすのもいやです。
今から4年ほど前にスウェーデンのリンデ先生の歯周病の考え方に共感し、年とっても歯がなくならない方法を知りました。
それから少しずつその方法を診療所で実践しています。
結論は、原因である歯垢がなければ歯周病は進行しないということです。毎日できる歯垢をとることです。
今から50年程前にスウェーデンのレイ先生が人を使った
実験で証明しました。それでレイ先生は、すみずみの歯垢をとりやすい歯ブラシを作りました。
これで磨けば歯周病はなくなると考えたでしょう。
でも現状は日本では8割の成人が毎日、歯を磨いているのに歯周病です。人種の違いでしょうか。
これは、ミステリーです。この謎を一緒にといて行きましょう。
歯垢の話ではリンデ先生の本臨床歯周病学とインプラント(クインテッセンス出版)をもとに書いていきます。
おつきあい下さい。歯医者の先生にはオススメ本です。