歯周病のレントゲン検査は重要です
歯周病になると歯ぐきの炎症症状(腫れや出血)に続いて歯を支えている
骨がなくなっていきます。見た目にはわからないので、骨の状態を知るため
レントゲン検査を行います。
もともと歯を支えている骨は歯の頭(歯冠)と根(歯根)の境目
(エナメルセメント境)から1-2mm下にあります。
レントゲン写真この境よりも骨が少なくなっていれば、歯周病が進行しています。
1991年パパパーノが、骨の喪失量と10年後の歯の喪失率を調査しました。
骨喪失が2mm以内なら、ほぼ10%。2.5-4mmで45%。4.5mm以上で
68%の歯が失なわれていました。
2mm以内なら安心ですが、歯周病になっている人は
定期的(2年に一度)にレントゲン検査を受け、骨の量を確認し、
大きくなくなっている場合は再生療法などの外科処置も考慮が
必要です。長く放置していると、歯の喪失を招きます。