清野 裕先生講演会「糖尿病と歯周病について」(2012.11.11)
世界の人口は70億人で糖尿病の人は4億人いると言われています。
外人に比べて日本人は内臓脂肪がつきやすく、外見が太っていなくても
糖尿病になりやすく、アジア地域は糖尿病で足が腐り、切断する人が多
いそうです。
血糖値が高い状態が続き 体に症状が出てくるのが糖尿病です。
血管が傷つき、心筋梗塞や脳梗塞、失明、足の切断など非常に恐ろしい病
気です。症状が現れにくく、現れるときは進行していることが多いので
「静かな殺し屋サイレントキラー」と言われています。
血糖上昇の原因は脂肪や糖分(炭水化物)の多い食事、ストレスで
血糖を下げるには生活習慣の改善が必要です。
脂肪が多いと血糖を下げるホルモンがうまく働きません。
脂肪を減らすことと並行して筋肉を増やすことが必要です。
脂肪の多い食事をさける、食事の間 最低 5時間あけるようにすること。
食後30分後に1時間ぐらい歩く、スクワットやダンベルもいいようです。
歯周病も糖尿病と密接に関係しています。歯周病が改善すれば、血糖
値が下がることが報告されています。
温かい脂肪はうまみがあり、おいしく感じ食べてしまいます。
和食のだしを使った伝統的な食事が、肥満を防ぎ血糖値も上げないと言わ
れています。歯周病も症状を感じにくい病気です。糖尿病の人はもちろん、
35才を過ぎたら、糖尿病検診と一緒に歯科医院で検診を受け、手入れをしまし
ょう。11月14日は世界糖尿病デー ブルーサークルがこの日のシンボルです。
今年は京都の清水寺でもブルーでライトアップされます。