警告信号としての歯の痛み(2012.3.7)
生まれつき痛みを感じない病気があります。先天性無痛無汗症
といい、けがをしても気が付かず炎症が進行し、命を落とすこと
もあります。この病気は、先天的に痛みを感じる神経繊維がない
ことが特徴です。歯が痛んで神経をとることは、歯を無痛無汗症に
する事です。虫歯の初期に痛みはありません。放置すると歯の深部
の神経にばい菌が侵入し、炎症により痛みがでて、神経をとるしか
なくなります。歯の痛みという警告装置は、歯を長く持たせるため
に大変役にたっています。歯がしみたり、おかしいなと思った
段階で歯科にかかるのが歯を長持ちさせる為の秘訣です。
特に歯の神経をとった治療をしている場合は、痛みを感じない
ので定期的にチェックが必要です。