白鵬著「相撲よ!」(2012.3.30)
大相撲大阪場所も終わり、街中お相撲さんを見かけます。
2週間近くの戦いお疲れ様でした。今場所、優勝した白鵬の本
「相撲よ!」を紹介します。10代で日本にやってきた白鵬は、体重
が70k、もやしみたいでどこの部屋にも入れてもらえず相撲への道を
あきらめかけていました。その時、拾ってくれた部屋で苦労し横綱に
なる白鵬の語りおろしです。今は150kg、体重が倍になっています。
練習熱心と相撲を格闘技ではなく、神聖な神事として考え、精進して
いる横綱に日本人としてこころひかれます。書かれたのは、賭博事件で
相撲界が危機に立たされた時、試練を乗り越えていく白鵬の純粋さが、
自分の言葉で描かれています。
人を見る時、現状ではなくその変化によって人を評価する。変化す
るには、失敗がつきものです。失敗をおそれず、また失敗を受け入れ
てくれる環境が、その人を成長させる。この本はその事を教えてくれ
ました。