理想的な歯ブラシ・テクニック(2012.510)
「理想的な歯ブラシ・テクニックとは、組織に対していかなる
障害をもたらすことなく、可能な限り短い時間で歯垢の完全除
去を可能にする方法である。」(Hansen1971)リンデの本で
紹介されています。一番大事なのは組織に障害を与えないこと。
年取ると歯ぐきを強い力でこすると歯ぐきが下がり、歯の根が
出てきます。根は虫歯になり安く、神経が近いのでしみてきます。
柔らかめの歯ブラシで150g位の力で音がしないように動かす
ことが大事です。
すべての歯が同じように 歯周病になるわけでは、ありません。
歯医者で検査して歯周病になっている所を優先してブラシして
ください。あとは、重複しないでもれがないように磨くことです。
これができていないと時間をかけても、よけいに悪くなります。
現在は歯垢を完全に除去しなくても、細菌が体に炎症をおこさない
程度で歯ブラシができていればOKと考えられています。
歯ブラシ時間を短くしようと思ったら自分の歯の歯周病のリスクが
ある場所を歯医者の検査で教えてもらい、清掃法をチェックして改善
することです。