院内研修会①奥歯の歯周病(2012.5.30)
終業後、歯周病の研修会を行いました。
1988年に茨城県牛久市で行われた歯周病の調査で歯周病を
治療しないで2年後の検査すると250名の人で約2割の人が
84本の歯を失いました。そのうちの半分以上が奥歯です。
奥歯は掃除がしにくく、強い力がかかる上に根っこの形も複雑
です。歯周病が進行すると根の間に歯周病菌が入り込み「根
分岐部病変」になり自分での掃除や治癒は無理です。スウェーデ
ンイエテボリ大学のベンストレムは3ヶ月ごとのチェックと
超音波清掃機による掃除で根分岐部病変の9割以上の歯が
8-10年抜かずに維持できたと報告しています。
根分岐部病変を早く見つけることができることが、歯を
残せることにつながります。