2012岡本浩先生歯周病セミナー(2012.6.26)

神戸で岡本浩先生歯周病セミナーがありました。

骨が部分的に2mm以上吸収している歯や、奥歯の根の

分かれ目まで歯周病が進行している場合は、一般的に

歯周病の外科処置が行われます。

 スウェーデンで行われた歯周外科の2つの研究です。

1つの研究は、歯周外科を行った患者さんを手術の後、

2週間に一度づつ2年間、病院で清掃管理した場合、術

式が異なっていてもすべての患者の歯周病が改善しま

した。

 もう1つの研究は、歯周外科だけを行って、その後、

清掃管理しなかった患者さんの結果です。その患者さん

達は、手術前よりも歯周病が悪化していました。

 歯周外科は、腫れている歯ぐきを退縮させる手術です。

ばい菌の溜まる部分は、なくなりますが歯を覆っていた

歯ぐきは少なくなり、歯の根が露出します。

 歯ブラシもしにくくなります。歯周病の再感染があれば以

前より悪くなります。歯周外科は進行した歯周病には必要

ですが、やった後は必ず歯科医院で定期的な清掃管理を

受けて下さい。