インプラント後遺症に注意 産経新聞(2012.6.25)
産経新聞朝刊にインプラント治療後に患者が重い症状
を起こした経験がある歯科医が25%いるという記事が
載っていました。日本歯科医学会の調査で、歯科医師
289人のうち72人がインプラント治療後に患者さんが重
い症状を起こした経験があるという結果でした。日本の
歯科医師数は10万人以上なので72人というと全体の
歯科医数の中では0. 07%です。しかし、一人でも患者
さんにそのような症状がでてしまうことは、大きな問題です。
まず、CT撮影をして、安全性と安定性を考えた治療計画
のもとでのインプラント治療を行えば、後遺症はほとんど
防ぐことができます。また、他の歯科医が治療した後のト
ラブルを経験した歯科医は9割という報告です。他の歯科
医が治療した後のトラブルではインプラントの歯周病が多
く、これは定期的なメインテナンスが必要で歯周病を管理
してくれる歯医者で見てもらうことが賢明です。