歯並びと好感度―メラビアンの法則(2012.10.12)

アメリカの心理学者メラビアンの有名な法則があります。

55:38:7の法則といい、好感度を与える度合いで55%が表情、

38%が声のトーン、7%が言葉の内容というものです。言葉の内

容より、見た目や声の調子がその人の好感度に影響するという法

則です。この実験方法について書かれているものは少なく、解釈だ

けが引用され 言葉の内容は重要でなく見た目や話し方大事という

使われ方がしています。実験は顔の写真を見せ、声のトーンを変え

た言葉をテープで聞かせて好感、嫌悪、中立を判断させる実験です。

 たとえば怒った顔の写真を見せ、奥歯を食いしばった状態で録音

した「ありがとう」を聞かせ、好感か嫌悪か中立かを判断してもらい

ます。怒った表情でありがとうと言われても好感はもちませんよね。

例えば、受け口の場合は、表情は怒った表情に見えやすいし、

でっ歯の場合は、口が閉じにくく言葉が明瞭に発音しづらくなりま

す。よく知った人は大丈夫と思いますが、初対面の人には、メラビ

アンの法則のように好感度に影響がでると考えられます。

 歯並びを、早期に治すことでこの法則をうまく利用できます。