東歯周病研究所実践セミナー 歯周病検査と診断(2013.2.26)
2月23日24日 熊本で東先生の歯周病治療実践セミナーに
参加しました。今回のテーマは、歯周病の検査と診断です。
診断には、歯周ポケット検査、レントゲン検査が必要です。
歯周ポケット検査はプローブ(金属の目盛りついた計り)で
歯の周りの歯ぐきの状態を調べます。
軽い一定の力で歯の周りを沿わします。この器具が入る
深さを見ます。数値が大きい程、歯周病菌が深い所に多く存在
しています。3mm未満は健康、4mmは注意が必要、5mm以上
は明らかに歯周病です。健康な部位は痛くありませんが、歯周
病になっている部位は、痛みを感じます。検査時に血やうみが
でる時は歯周病菌が活発に体をこわしている状態です。
レントゲン検査では、歯周病感染の歴史がわかります。
長い間感染している人は、歯を支えている骨がなくなって
いるため大事な歯を抜く可能性が高くなります。
歯周病の診断は歯1本ごとに行います。軽度、中等度、重度
に分かれます。治療計画は軽度なら、歯石とりと歯ブラシの指
導で終わります。歯石とりもスウェーデンのやり方ではほとん
ど痛みがありません。中等度や重度では、追加の治療が必要
になり、時間や費用が余分にかかり 外科処置も必要になります。
歯は32本あります。もし、指が32本あればどの指を失うの
もいやでしょう。80才の平均では歯が半分以下になっています。
軽度では痛みや自覚症状のない病気ですが40才以上では80%
の人が歯周病と言われています。歯周病年齢になれば、検診を
受けて下さい。歯周病を進行させない生活が保証されます。