これからの歯と口の健康を考える(2013.6.4)

1955年 砂糖消費量が急激に増加し、砂糖がむし歯を増やすという知識が

なかったため、むし歯が蔓延しました。食料事情の改善、西洋化で虫歯も増え

ました。1961年(昭36年)国民階保険制度がスタートし、むし歯を治す病気保

険の役割を担いました。歯科治療の切削機械が、電気エンジンから高速で削

れるタービンに変わりました。1960年代~1970年代は高虫歯率時代で歯医者

も少なく、歯医者はむし歯治療で、大忙しの時代です。

私は1958年 昭和33年に生まれました。僕も たくさんむし歯ができて、家で

治療しま
した。

 1975年 石油ショック。 治療から予防の時代へ変化し、予防がうまくいくことで、

むし歯が減ってきました。それで、現在は食生活の変化から生活習慣病が増え

、口の中の生活習慣病である歯周病が増えてきています。ソフトフードが蔓延し、

歯並びの問題も増えてきています。歯と口の健康の歯医者の役割は、子供の時

からのかみ合わせの管理と大人になっての歯周病の管理が、重要になると思い

ます。   

 これからは、医療保険では、うまくカバーされていない予防処置と歯周病と歯並

びかみ合わせが口の健康では大事になってきます。