神戸医療センター腫瘍内科 辻先生講演会「抗ガン剤に副作用と使い方
大阪労災病院で神戸医療センター腫瘍内科 辻 晃仁先生の
抗ガン剤治療についてのお話がありました。
まず、ガンは特殊な病気ではなく、2人1人はガンになり
ガンで死ぬ確率は20%です。長生きすれば、ガンになる確率は
どんどん上がっていきます。「がん」と診断された直後から治療と並
行して緩和ケアを受けた患者は長生きすることがわかって来ました。
緩和ケアは がんの不安や痛みなどつらさを取り除き、生活の質を保つ
ことでがんの治療の効果を高めます。緩和ケアは「終末期の医療」
という古いイメージから様変わりをしています。
ガン治療に対しては手術、放射線、抗ガン剤でそれに緩和ケアが加わ
っています。ガン組織を攻撃する抗ガン剤も進化し、以前のようなつら
い副作用は、だいぶ軽くなってきたそうです。
しかし、抗ガン剤の副作用でさけられないのは、口内炎です。
口内炎を防ぐには歯医者でむし歯や歯周病の治療、クリーニングそして
自分できれいに掃除できるようになる必要があります。
口内炎になると食事がとれなくなり、体力がおち抗ガン剤治療を続けられ
なくなります。ガンになる前から、歯をきれいにし口内炎を作らないように
しましょう。緩和ケアのPRとしてオレンジバルーンがあります。