春分の日に精進料理はいかがですか(2014.3.22)

21日、春分の日に奈良の生駒宝山寺の彼岸会に行ってきました。

祖先にお経をあげ、その後、精進料理をいただきました。

お料理は、煮物や昆布巻きなど体にすっと入っていき、気持ちよく おいしいお食事でした。

精進料理は仏教の修行の側面をもっていますが、感謝の食事でもあります。

肉や魚を食べない 動物の死を意識することで私達は生き物の命を奪わないと生きていけない存在を自覚することができます。普段は意識しないですよね。それで、すべての生物に感謝することができます。また、質素な食事は自分の欲に任せて必要以上の命を奪わないように生きることの大切さを説いています。春分の日は法律上では、「自然を称え、将来のために努力する日」とされています。あらゆる物に感謝することの根本が食事にあり、将来の健康にも大切であることを気づかされたお食事でした。箸袋に「御歯木」と書いてありました。歯木とは昔の歯ブラシのことで、これは歯にも感謝しなさいということかなと自分で解釈しています。

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