骨そしょう症と歯周病の密接な関係(2014.4.19)

骨そしょう症は、骨密度が減少し、骨折しやすくなる病気で閉経以降の女性や高年齢の男性に多く見られます。骨密度は20-40才がピークで加齢と供に減少します。高齢者の骨折は寝たきりにつながります。骨そしょう症は自覚症状がないので早期の検査が必要です。歯周病も歯の周りの骨が減少していきます。閉経後の女性の歯周病患者は骨そしょう症になっている場合が多く、骨そしょう症の程度が歯周病の進行程度に影響を及ぼすという報告があります。骨そしょう症の薬(BP剤)を服用中に歯周病になり歯を抜くと顎の骨が壊死するという報告も多くされています。歯周病のケアは、必須です。歯周病検査時、歯科で撮影するパノラマレントゲン写真から、骨そしょう症の程度がわかる事があります。運動不足、カルシウム不足など骨が減少しやすい環境になっています。歯や体を支える骨をケアしていきましょう。

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