リスク68%低下、「虫歯」がある人はがんになりづらい?(2014.5.24)

「虫歯の本数が多い人は、少ない人に比べて口の中のガンになるリスクが68%も低かった。」という論文が米国で最も権威ある米国歯科医師会雑誌に掲載されました。虫歯の多い人は「俺はガンになりにくい。」と自慢するかもしれません。しかし、歯周病の人は、ガンになるリスクが高いということも言っています。虫歯と歯周病は原因菌が違うこと、免疫反応が違うことが根拠として説明されています。 アメリカは虫歯の少ない国ですが歯周病の罹患率は日本と変わりません。医療費が高く、少々の事では歯医者に行かない人もたくさんいます。この論文のメッセージはたぶんこういう事でしょう。「虫歯の少ない人は、ガンになりやすいから、定期的に歯医者へ行ってガン検診をしなさい。虫歯の多い人は、40才ごろからガンのリスクを高める歯周病になるの歯医者へ行って定期的に歯周病のケアをしなさい。ガンになりたくなかったらすべての人は症状がなくても歯医者に行きなさい。」自覚症状のすくない口の中のガンは歯医者で見つかることが多く、発見が遅れるとたいへんな事になります。ガン検診や歯周病検診を受けて、安心感を手にいれましょう。

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