噛めない人ほど認知症になる(2014.6.28)

咀嚼と脳の研究所所長の小野塚先生は、fMRIを使って噛むことによって脳の活性化する場所を研究しています。噛むことは脳の健康(認知症予防)体の健康(メタボ予防)心の健康(ストレス緩和)に役だっている結果を発表しています。実例として認知症の人が入れ歯を入れ、噛めるようになると認知症が改善された例も紹介されています。咀嚼と脳の研究所のホームページ、のぞいて見て下さい。 また、日本福祉大学の近藤先生は咀嚼力と認知症の調査をしています。歯が少ないほど、咀嚼能力が低い程、かかりつけ歯科医がない人ほど 認知症発症の割合が多いという結果がでました。歯がほとんどなく入れ歯を入れていない人の認知症発症リスクは約2倍、あまり噛めない人のリスクは1.5倍、かかりつけの歯科がない人のリスクは1.4倍でした。「転ばぬ先の杖、認知症にならぬ先の入れ歯」噛むことを、大切にしましょう。下の図は1.00は4000人全員が認知症でない状態です。4年間(約1300日)見ています。歯少なく、義歯入れていないグループは短期間で認知症を発症しています。

        認知症発症までの日数.jpg