笠井奈津子「甘い物は脳に悪い」(2014.7.9)

栄養士、食事カウンセラーの笠井奈津子さんの本です。食事が体調や仕事に与える影響について書かれています。甘い物を食べることにより、体内では急激に血糖値があがります。血管の中に入った糖分は血管を傷つけるので、膵臓は糖分を脂肪にかえるインシュリンを大量に出します。すると血糖値が急激に下がり、また甘い物がほしくなります。甘い物を空腹時にとったり、大量にとると血糖値がジェットコースター状態になり、イライラし感情の起伏が激しくなります。これをシュガーハイと呼ぶそうです。食後に食べるデザートは、体にやさしい甘い物の取り方です。食事中は、唾液がたくさん出て、虫歯菌が少ない状態です。デザートとして甘い物を食べることは、虫歯予防にもグッドです。食事の代わりに甘い物を食べるのは、脳にとっても体にとっても良くありません。食生活の糖分の取りすぎに注意しましょう。

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