過ぎたるは なお 及ばざるがごとし(2014.7.10)

 中国の孔子の言葉です。やりすぎとやらないのは同じことでバランスが大事ということです。日本人はとかくやりすぎる傾向があります。例えば、歯ブラシです。歯ぐきから血がでるようになり、歯周病だと思い、歯ブラシをしすぎ、傷だらけになる人があります。一番悪い歯ブラシは体を傷つけることです。やりすぎると歯ぐきが削れて知覚過敏をおこし、歯の根が露出して虫歯になりやすくなります。 出血している状態は歯ぐきが、傷がついている状態です。傷をブラシでこすって治ることはありません。孔子の言葉は、人の意見を聞いてバランスよく行うことが大事だということです。自分にとってのバランスよい歯ブラシは何か。これは、自分では、判断できません。判断できないから、病気になったわけです。あなたにとってのバランスを考えた歯ブラシを、歯医者で専門知識をもった衛生士に教えてもらいましょう。面倒かもしれませんが、歯を健康で長く持たせるには必須です。

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