甘い物を食べるタイミングで虫歯を防ぐ(2014.7.24)
☆砂糖虫歯説は、正しいのか?
甘い物を食べると虫歯になる?1日の砂糖消費量を比べるとスウェーデン418kcalアメリカ325kcal、日本は188kcalで世界の平均202kcalより少なくなっています。(2001-2003)。しかし、12才の虫歯の数(2000年)は日本2.4本、アメリカ1.28本,スウェーデン1.1本と虫歯は多いという結果が出ています。要するに、何時どのように甘い物をとるかが、虫歯に関係します。砂糖の量と虫歯の関係は、比例しません。
☆歯は常に溶けています。
下の図はステファンのカーブといって、食事をすると歯に着いている歯垢が酸性になる状態をグラフにしたものです。食べると歯垢は酸性になりpH5.5以下になると歯が溶けて穴があきます。 しばらくすると、唾液の作用でとけた部分が回復します。歯は、毎食後、これを繰り返していて、酸性の状態が続くと虫歯ができ深く
なっていきます。
☆3つの虫歯にならない甘い物の取り方
虫歯になりにくいタイミングは酸性の状態を短くすること、酸性の状態が回復してから食べること、唾液が少ない状態で甘い物を食べないことです。
具体的には、①だらだら食べない②食べる時間と量を決める③寝る前には、甘い物は避けることです。食べるだけではなく、甘い飲み物も同じ注意が必要です。