「夏休みスペシャル歯の実験教室」を開催しました(2014.8.10)

8月9日土曜日 2時から藤井歯科で「夏休み歯の実験教室」を行いました。小学生9名に集まってもらいました。今回の実験教室の目的は、虫歯ができる原因を実験体験してもらい、虫歯予防の意識を深くもってもらうことです。できるだけ小さい時期から、病気から自分を守る体験をすることが大事だと思っています。3つの実験をしました。①カルシウムできている歯が、酸で溶けることを卵と酢を使って実験しました。うずら卵を酢(酢酸)につけておくと表面が溶け出し、模様がなくなりカラが溶けてきます。歯も虫歯菌が作る酸でとけることをイメージしました。②虫歯菌が酸を作る材料になる砂糖。身近な食べ物や飲み物に含まれている砂糖量について勉強しました。500mlのコーラの中には55g(3gのペットシュガー18本以上)の砂糖が入っています。まず、コーラを飲んでそれから500mlのボトルに55gの砂糖を入れた水を飲んでもらいました。想像でも、わかりますが、実際に飲んでもらうことが大事です。コーラだったらおいしいが、砂糖水では甘すぎて飲めません。そして、コーラに2日間漬けていた歯をみんなに見てもらいました。歯が真っ黒になって溶けていました。お菓子に入っている砂糖の多さと歯にくっつきやすさで、このお菓子が虫歯になりやすいかどうかを考えてもらいました。ダース(チョコ)とグミとハイチュウを食べてもらい、自分で判断してもらいました。判断材料はパッケージに記載されている栄養表示表です。砂糖量は炭水化物と表示されています。炭水化物は砂糖と同じです。その砂糖量が3gのペットシュガー何本かと考えます。③歯型をとって、自分の歯の石こう模型を作って、歯ブラシの仕方を練習しました。とうもろこしにコーヒーの粉をまぶし、実の隙間に入った粉を歯ブラシでとってもらいました。歯ブラシだけでは、とれないので 糸ようじも使用するようにいいました。すみずみまで、歯垢がとれる歯ブラシの仕方について、実習しました。みんな、必死に歯ブラシをしていました。目に見えることで、集中できます。虫歯予防は、甘い物のとりかたに注意し、歯を隅々までブラシし、フッ素で歯を強くすることです。自分では、チェックできません。できるだけ、早く歯医者で予防プログラムに参加して下さい。当院の虫歯予防クラブは虫歯を作らないための会員制クラブです、是非、参加下さい。

虫歯予防カイス.jpg虫歯の発生と予防法です。

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勉強熱心な子どもたちです。   コーラの砂糖量を当ててもらっています。

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とうもろこしを使った歯ブラシ練習、こまかい所まできれいにしています。