歯周病の歯ブラシで やりがちな誤りについて(2014.8.22)
歯周病の治療で最も大切な事は、歯ブラシを使って自分で行う歯垢除去(セルフケア)です。
歯に付着した歯垢をとるセルフケアで皆さんやりがちな誤りが、4つあります。
①歯は、四角ではなく、丸いので直線的な歯ブラシの動きでは同じ所しか当たりません。
歯ブラシの当てる角度を変えて小さな動きで行うことが必要です。
②歯と歯の間は、歯ブラシでは磨けません。歯ブラシだけでは6割と言われています。歯と歯の間は隣接面と言います。 隣接面は歯間ブラシを使用しないと、歯垢がとれません。
③歯周病は部位特異性があって、歯の全て部分が同じように進行するわけでは、ありません。
歯を磨かなくても悪くならない場所もあります。磨かなくてはいけない場所の歯ブラシに集中する
ために、歯周病の検査で悪い場所をチェックしてもらいましょう。効率的なセルフケアができます。
④口の中は、自分では見えません。歯垢がとれているかどうかは、誰かにチェックしてもらう 必要があります。歯医者でチェックをうけずに、大きく直線的な歯ブラシだけをいくらしても歯周病は良くなりません。もう一度、セルフケアを見直しましょう。